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※過去に書いた3日目の捕捉みたいな物です。

今となっては、この日の記憶が、遠く霞んでしまってる。
多分、睡眠不足とご飯をしっかり食べていなかったせいだと思う。
この日は、出来るだけ体を休めたくて徒歩の移動は前2日間の半分より少し多いくらいだった思う。
 

目が覚めるとやっぱり夜で、滑り台が墓石のように冷たくて、僕の体温を奪っているのが分かった。
体温を上げるために、持ってきていたパンと焼酎を飲んだ。

この時、「自分はなぁんで、こんな場所で生きてるんだ。ちっぽけだなぁ。空はこんなにでっかいのに。」
とか、のんきなこと考えていた。

とにかく、自分がちっぽけで、空が果てしなく大きく感じた。
普段見ている空の10倍は大きく感じた。

焼酎を飲んだけど。まったく温かくならなかった。
外が寒すぎて、血管が収縮したままだったからだと思う。
冬場に居酒屋とかで飲んだ後、
外に出ると一瞬で酔いが醒める現象と一緒だと思う。

1日目の夜と同様に、寒さを凌ぐために歩くことにした。
3kmくらい歩くとコンビニの看板が見えたので、コンビニに行くことにした。

コンビニの中は暖かったけど、座ることは出来ない。
コンビニの中で温まるより、外で座りたいという気持ちが大きかったので、
カプラーメンを買って外で食べることにした。

食べ終わってから、地図を広げて、この寒さを凌ぐ方法を考えた。
頭が回らないから、普通だったらスグに考えがまとまるだろうことも、
まったくまとまらず。

結構時間がかかっていた。

取りあえず、一つ向こうの駅の近くにライダーハウスがあるのが分かったので、
そこへ移動しようと考えた。
やることも無く、寒い上に、国道は途中から歩道が無くなっていたから歩くわけにもいかなくなったので

深夜1時を過ぎているにも関わらずヒッチハイクを開始した。
目的地は美馬牛という場所。

車は、15分に5台程度は走っていた。
通るのは2台に1台がトラック、全ての車は共通していることがあった。
それは、猛スピードということ。

この時は、歩きながらヒッチハイクをしていた。

車も通らないから、そんなにヒッチハイクに専念しなくても良い。
暗いしやることもないから、時間が経つのはとても長い。

することと言えば、歩きながら空を見上げることだけで、
空を見上げて目を瞑れば何も考えなくて良い。
このまま、どこか飛んで行けそうな気分になっていた。

ヤバイラインまで行っていたのかも知れない。
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