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取りあえず、ブログにそれっぽいことを書いて出発した。

ヒッチハイク旅行に・・・

荷物は着替えと風呂道具、タオル、寝袋、薬くらいだけ
携帯や時計は置いていくことに、

初日は、最近は暖かくなってきたし野宿でも行けるだろ
そう、考えて夜は宿を探すことなく色んな場所を歩き回って見ることに、

日が落ちかけた頃に辿り着いた場所で、
寝袋+厚着+アルコール摂取で寝ることに、
疲れのおかげで即効で眠りに落ちた。

眠りに落ちた時間はまだ、街頭の明りが無くても周りを見渡せる夕方だった。

多分、3時間くらいたって(民家の物置にかかっていた時計で確認したのであってるかどうか分からない)

あまりの寒さに目が覚めた。

凍死するのではないかというくらい寒かった。

やっべ死ぬ。

目が覚めた頃には凄い星空で夜に吸い込まれそうな感覚になった。

不思議と体力は70%くらい回復していた

野宿した場所は田舎なので24時間営業してる店、というか明りがついてる民家すらない。
どうすることも出来ないが、座っていると体温を地面に奪われてしまうので立ち上がり
震えて動かない腕を無理やり動かして寝袋をバックパックに納めて歩くことに、

国道に出たが通るのは猛スピードで走るトラックばかりで止まりそうな雰囲気が無いので歩くことにした。

歩き続けて気がつけば民家すらない道。

「やべぇ、やっちまった。」と正直思った。

それから夜通し歩くことに。

恐怖心が僕の体を支配し始めていた。

どうすることも出来なくなった僕は、とにかく歩いていた。

どれくらい歩いたか分からないくらい歩いた頃、空が白んで来ていた。

そして、一台のトラックが声をかけてきた。

「どこに行くの?」どこだって良かった。

寒ささえ凌げればどこでも良いと思ったから、

「どこでも良いんです。」

こう答えると、来た道を逆走することに・・・

寒さをしのげるという安心感と、
せっかくここまで足が痛むくらい歩いて来た道を戻る惨さを感じるような不思議な感覚をもった。
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