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長井勝一
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E4%BA%95%E5%8B%9D%E4%B8%80
ガロの編集長追悼漫画として有名なんだけど、意味がわからない。
取り敢えず、きちんとした考察が来るまで吐き出しとく。
最近、出てくるようになった絵だけど、2枚めの画像を見る限り、1996.2.16に書かれたもの。
で、勝手な考察だけど、最後の三コマ以外は長井さんに関する思い出を書いてるだけで繋がりがなし。
彼に対する走馬灯が流れているだけかと思われる。
28. Posted by 25 投稿日:2015年02月23日 00:09
解釈は人次第なのでこれが正解というのはないでしょうが私見を書いておきますので参考にどうぞ。
①調布駅の駅前で黒のノースリーブを着た女性がどこかへ向かっている。長井勝一(雑誌ガロ編集長)への追悼漫画であり作者(漫画家)であることから女性は編集者と推測。
②コマが代わり喫茶店へ。「アンタがてつだいの人ヒドイネー」女性の名前がヒドイネーでその人物紹介でない限りは、打ち合わせ相手(作者)に同情、慰められてるコマ。てつだいの人は普通働いてる人には使わない表現(編集の仕事をしているものの無給や薄給)であり、このことから社会人・編集者として一人前の扱いを会社(ガロ)から受けていないことに対してのヒドイネー。ただし1971年のカムイ伝連載終了以降、売り上げは下降線であり、ガロとしてはもう編集を雇う体力がない時期と思われる。
「アンタが」と言っているのでおそらく初対面の打ち合わせ。
③「二人のために別れた方・・・」
「ブー」
漫画家と編集者の関係から言って担当替えを希望する(していた漫画家)とそれに不平を唱える編集。
場面が②コマと同じに見えるが、この事から②コマとは別の時の打ち合わせと推測。ないとは言いませんが、初対面で変えてくれはよほどの巨匠じゃないといわないですよね。
④ゆーびん→郵便 「おれが悪かった。見マチガエた。」
漫画家(作者)が謝罪していることから③コマ目の対立を乗り越え、うれしいゆーびんが届いた。
作者:鈴木翁二の作品「オートバイ少女」が1994年に映画化していることからその朗報と推測。
30. Posted by 25 投稿日:2015年02月23日 00:37
⑤明るい場面にお酒が並んでいる。
「ほんとジアイボサツだよな、ジボカンノン!!」
④コマのお祝いの場面。無償で働き映画化を決めたことへの賛辞。勝利の女神だと褒めている。
⑥「パッ、おさいせん!」「パピプペポ」
映画化が決まり、多少の報酬が漫画家に入り、勝利の女神におさいせんを渡している。
編集はパピプペポと喜んでいるので彼女にとっては大金なのだろうが、周りの人から見れば「わずかいちまい」微々たる金額であると思われる。
⑦女性がどこかへ向かっている。(調布駅でない別の場所)おさいせんを手に入れ、欲しいもの、使いたいものを考えている。
⑧「おさいせんの分は引いとけよ」「ペピプペポッ」
編集が漫画家のいる場所(調布駅)でない場所、かつ背景に山積みとなった雑誌。ガロ編集部と推測。
男性(長井勝一)が後ろに向かいおさいせんの分は引いとけと指示を出し、女性に顔を向けている時は涙を流し、女性は喜んでいる。
おさいせんの分を何から引くのか、それは女性の給料ではないだろうか。
漫画家からのわずかなおさいせん(お礼)さえも給料として扱い編集に払う給料を浮かさねばならないほどのガロの困窮とそれに対する長井の良心の悲痛。そしてそれさえも喜ぶ女性の献身性が伺える。
31. Posted by 25 投稿日:2015年02月23日 00:50
2P目①編集部から出ていく女性。窓から見下ろす男性が自転車で荷運びする様を回想。
実際に編集の合間に営業や倉庫の在庫出しや返品整理をするなどして、『ガロ』を支え続けた。(wiki)
女性編集の貢献を回想するとともに「どきん」「どきん」「ぞく」と何かに怯えている。
2P②女性編集が男女に「ダメ!!」「バビブベブ!!」と説得。
元々山中体制に不満を抱えていた手塚能理子(当時青林堂取締役)以下の社員が申し合わせ、事前連絡も無いまま保管してあった作家の原稿を持ち去り、FAXにてツァイト宛に7月7日付けで、副編の手塚を筆頭に青林堂編集部員全員の辞表が送られ、全社員が退社するという事件が発生する[5]。同時に彼らはマスコミや取引先を通じ各方面へ「青林堂は乗っ取られた、版元として終わった」との声明を広く流布した。マスコミはその内容を詳細に検証する事なく報道を行なったため、青林堂と経営母体であるツァイトには大きな風評被害が及んだ。(wiki)
このことにつき、同僚とともに退職を説得しているシーンと思われる。2P①で男性が怯えていたのはこのこと。
2P③④⑤
「お前たちがいなくなった時集めた餞別」
「ちゃんと渡してやれよ」「じゃあな」
餞別は集団退職時に持ち出した原稿。ちゃんと渡してやれよ、じゃあな
男性が原稿を渡す指示を出し、別れの挨拶。
この事から男性は長井。
編集に対し、報いてあげられることが出来なかった長井の最後の心ばかりの返礼を残し旅立つ。
長井の人柄、歩んできた人生・心情を簡潔に纏めた追悼作品だと思います。
\\\\\
どっかのコメからもーらい
この絵の女性をアシかなぁって思ってたけど、編集者だとしたら合点がいくね。
うん、これが有力なんじゃねぁかなぁ
何年たっても子供のようにワーワー意見押し付け会える漫画はある意味正解なのかもね
ネットも悪くねーなぁっと思ったりする。
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